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埼玉在住の60オーバーのおじじです。管釣りやナチュラルレイクでトラウトを狙ってます。一番好きなのは散財です。おかげで破産寸前で、宝くじに望みを託してますw
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2007年07月07日

みちトラ以来グロッキー中のへなちょこおやじです。
今日も寝ぼうで管釣り行きそびれました(爆)

そんなわけで(笑)今回はグローについて考えてみました。

ルアーには様々な色があって、こんなに色が必要なのかなぁ?
こんなにいっぱいあっても、魚に有効と言うより
人間(の購買意欲)に対する効果の方が高いよな、
って思ってしまいます。

色々なカラーの中で人それぞれに好みがあるんだろうけど、
どうしてもはずせないカラーがあります。

それは「グロー」です。

つまり夜光塗料を塗ったものですね。
ルアーはもちろんの事、昔から色々な釣り道具に利用されてます。

グローについて考える


グロー用の塗料は、蓄光顔料と呼ばれるのが含まれていて
昔はグリーン(黄緑)のものだけだったのが、今はブルー
赤(オレンジ)に発色するグローまであります。

但し、赤は光が弱いのが難点ですね。
それなりに効果はありますが、もう少し光って欲しいですね。
ブルーもグリーンよりは光が弱いですが、十分だと思います。

グローについて考える


難しい話になりますが、一般的なグリーンの蓄光顔料は、
硫化亜鉛(ZnS)が主成分で、太陽光や蛍光灯などの光エネルギーを
吸収して、そのエネルギーを光として放出します。
まさにその名の通り光を蓄えるんですね。

グローについて考える


しかし蓄えたエネルギーが無くなれば、当然発光しなくなりますので
また、光を当てて蓄えなければいけません。

普通は1時間くらいは光っているようですが、
実際には塗られた塗料の厚みによってもかなり違います。
つまり厚く塗ればそれだけたくさんの光エネルギーを蓄えられますので、
その分長く光っている、っと言うわけです。

ちなみに、温度が低いと光エネルギーが貯まりにくく、光も弱くなります。
温度が高いほど光エネルギーが貯まりやすく、光が強くなります。
但し、その代わりに発光する時間が短くなります。

人が色として判別できる光の波長は400~700nmです。
400nmが紫色で、波長が大きくなるにしたがって、
オレンジと変わっていきます。
400nmより小さな波長を紫外線、700nmより大きな波長を赤外線といいます。
まさにその名の通りですね。

蓄光顔料が光のエネルギーとして蓄えられるのが
250~450nmと言われています(励起波長と言います)。
つまり紫外線ですね。

最近UVライト持ち歩いて、グロールアーにその光を当てて
使用している人がいますね。私もそうですが(笑)

グローについて考える


UVライト、別名ブラックライトとも呼びますが、
UVというのはULTRA VIOLETの略でつまり紫外線のこと。
紫外線の中でも可視光に近い、近紫外線の光(つまり400nm付近)
を出すライトで、だから紫色の光をしているのですね。
要するに蓄光顔料に光エネルギーを蓄えるライトとして
非常に効率のいいライトなんです。

グローについて考える


ちなみにもっと小さな波長の紫外線を出すUVランプというのもありますが、
紫外線というのは有害な光なので、普通の人は危なくて使用できません。
うっかり直視したら目がやられちゃいます(汗)
まぁ高価な装置なので、個人ではとても買えませんが。

UVライトも直接は見ない方がよいですね。


さて、硬い話が長くなって、読むのをやめようとしているそこのあなた(笑)
もう少し付き合ってくださいね。

このグローカラーのルアーは、なぜよく釣れるのでしょう?

先ず魚は色を判別する事が出来るのでしょうか?

答えはノーです。

しかし、色によって釣果が違うのは、間違いのない事実です。
おそらく色を判別しているのではなく、色の違いから来る
濃淡を判別しているのではないでしょうか。
要するにコントラストですね。

グローについて考える


グローについて考える
魚が見るとこんなかな?


もう一つの疑問。
魚の視力ってどれくらいなんでしょうか?

調べてみました。
海の魚では、カツオなどの回遊性の魚が0.3~0.6
マダイなどの沿岸の魚が0.1~0.2ぐらいだそうです。
トラウトはどれくらいなのかは分かりませんでした。
たぶんど近眼であることは間違いなさそうです。

要するに魚はルアーをまともに見れていないと考えられます。
よく、ルアーの出す波動が重要だと言われるのは、
魚は目が悪い分を測線で補っているからなんだと思います。


グローがよく釣れるのは、魚にとって見つけやすいから・・・?
しかし、それだけでもないような気がします。
これは私の推測ですが、グローが発する光の波長が、
魚の活性に影響しているのではないでしょうか?

マッディな水質のポンドやナイターで効果があるのはもちろんですが、
クリアーなポンドの真っ昼間でも効果が高いので、
単に視認性だけの理由ではないような気がします。

縦の釣りで使用するバベルは、水中で揺れずに落下するので、
波動効果がほとんど期待できません。
だからグローのようなカラーは強力な武器になりますね。
バベルでは、グローは絶対欠かせないカラーです。

したがって現在バベルのオリジナルグローを量産中です。

グローについて考える


蓄光塗料は色々なところで売ってるので、簡単に入手ができます。
それから顔料だけでも購入することが出来ます。

蓄光堂 ← 興味のある人は覗いてみましょう。


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この記事へのコメント
な〜るほど、かなり勉強になりました(^^)
光の波長が鱒の活性に影響している、その通りかも!

ちなみに、一つ質問です!
日中でもUVライトで照らした方がいいんですか?
もし必要なら、買ってこなきゃ(^▽^)
Posted by red-kouji at 2007年07月07日 21:00
こんばんは!

なるほどって感じです!

さすが塗料のプロですね(^ ^)

ところで魚が色を区別出来るかの話ですが
以前雑誌にトラウト類は、6種類?の色を
識別出来ると書いてありました。

諸説色々あるので、正しいのかは分かりませんが、バスよりは色を識別する気がしませんか?
Posted by ぽこ♪ at 2007年07月07日 21:15
>red-koujiさん

こんばんは。

もちろん日中でもUVライトは使用します。
みちトラのメーカー対抗トーナメントで、
neoさんが赤グローのバベルに
腰に付けたUVライトをあててましたね。

UVライトあるといいですよ。



>ぽこさん

こんばんは。

魚が人間と同じような感覚で色を判別しているとは思えないですね。
色という感覚ではなく、やはり濃淡だと思います。

そもそも色の判別は目でするのではなく、
脳でするのですね。
魚が人間と同じような脳を持ってるとは思えないです。

実際には魚に聞いてみないと分かりませんが(爆)
Posted by さんちん at 2007年07月07日 21:30
こんばんは。

なるほど、私neoさんがUVライト当ててるの見てました。

魚が目が悪いと言うのも驚きです。
Posted by carrera930 at 2007年07月07日 23:48
>carrera930さん

こんばんは。

赤のグローは太陽光だけだと光が弱くて
アピール度が低いと思います。

赤グローにUVライトは必須ですね。
Posted by さんちん at 2007年07月08日 22:12
こんにちは。

いよいよ本格的なテーマが来ましたね!

玉川さんも関心していました(見たようです)

非常に勉強になりました。
パール会議でもたまには
真面目なテーマを取り上げましょうか?(笑

PS 今度200狙いましょうね!
Posted by neo at 2007年07月09日 11:41
neoさん、こんばんは。

>いよいよ本格的なテーマが来ましたね!

少しは勉強になる話をと思って記事にしました。
でもパール会議は堅い話はつまらないのでやめましょう(笑)

>PS 今度200狙いましょうね!

まだ100超えも達成していないんだから
ハードルを上げないように(笑)
Posted by さんちん at 2007年07月09日 20:57
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